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□Alain Leroy(特異日と直近の履歴) ☞ 本サイト開設以来の詳細な「過去の Alain Leroy」 はこちら |
2023年 3/19 母十二周忌―― 3/17 ブログ・カテゴリ「続・怪奇談集」にて、「曾呂利物語」正規表現版電子化注を始動。 ![]() 『世界が神から生ずるなんてことは――金輪際――ない』 3/16 ブログ・カテゴリ「佐佐木喜善」を創始し、『佐々木喜善「聽耳草紙」(正規表現版)始動 / 序(柳田國男)・凡例・「一番 聽耳草紙」』を公開。 ![]() 『諸君は何の拠りどころもないくせに、互いに互いを信頼し合い、笑い合いつつ生きて、しかもいつも全く場違いに笑っているのだ』 3/14 ブログ・カテゴリ「続・怪奇談集」にて、春名忠成の「西播怪談實記」を正規表現(初期底本の不全により後半は恣意的正字化版とした)で電子化注を完遂。 ![]() 『ずうずうしく、な!……何だって引き受けてやるぜ!』 3/13 ――七十二年目の花幻忌に――原民喜「心願の國」(昭和二八(一九五三)年角川書店刊「原民喜作品集」第二巻による《特殊》な正規表現版)をブログ公開。 ![]() 『僕はここに残る――でも同時に出かけるのさ』 3/7 ブログ・カテゴリ「柳田國男」にて『柳田國男「妖怪談義」(全)正規表現版電子化注』を完遂。夜、ブログ・カテゴリ『早川孝太郎「猪・鹿・狸」【完】+「三州橫山話」』(標題追記)で待望だった『早川孝太郞「三州橫山話」正規表現版を始動。 ![]() 『帰って呉れ。僕はね――女を待ってるんだ』 3/5 ブログ1,930,000アクセス突破記念として「梅崎春生 文芸時評 昭和二十八年三月」を公開。 ![]() 『私も亡霊――だから死ぬのさ』 2/26 ブログ・カテゴリ「続・怪奇談集」にて、春名忠成の「西播怪談實記」を正規表現で電子化注始動。 ![]() 『その時、彼女は目をつぶって、吸い込まれていったのだ――何処に? いや、それは彼女自身の中にか?』 2/25 『「續南方隨筆」正規表現版オリジナル注附 「話俗隨筆」パート ウガと云ふ魚の事(決定版・ブログ版)』を公開。 ![]() 『僕は誰にも好かれているし、同時に、誰にも好かれていない』 2/20 サイト版坂口安吾「ふるさとに寄する讃歌」を正規表現版へ完全リニューアルし、★縦書PDFも公開。 ![]() 『そういったとき――彼女たちは思いっきり懐旧の情のこもった飛びっきりの溜息をつくだろうさ…そうして、それは彼女たちをいっそう魅力的にするもんだ』 2/16 ブログ・カテゴリ「大手拓次」にて、譯詩集「異國の香」を始動。夜、ブログ1,920,000アクセス突破記念として、「梅崎春生 文芸時評 昭和二十七年六月」を公開。 『彼は金で買える女たちを求めていた。破滅したひとりの男のための女たち――一孤独な兵士のための娼婦たち』 2/14 ブログ・カテゴリ「柳田國男」にて『柳田國男「妖怪談義」(全)正規表現版電子化注始動 / 自序・妖怪談義(狭義の正篇)』を公開。 『友達は「僕」を探してなんかいなかった、ただ「僕」を待っていただけなんだ』 2/13 ブログ分割公開終了を経て、大手拓次詩畫集「蛇の花嫁」(正規表現版PDF縦書ルビオリジナル注附一括版1.9MB)を心朽窩新館に公開。 『時代というものが与えて呉れる様々な型枠に忠実であるということは、観察者の持っている何よりの美徳であり、その時代や環境が悲惨であればあるほど、最早、それだけが唯一無二の美徳であるのかも知れない』 2/9 ★堀辰雄「曠野」やぶちゃんオリジナル原典訳注附(再校正・訳注改稿・PDF縦書ルビ化版・1.35MB)を心朽窩旧館に公開。 (シャンゼリゼ・ガブルエル通りの角で老売春婦「無宿のマリー」がアランに掛ける別れの台詞)『ボードレールに逢ったら、よろしく言っといて、ね』 2/8 ★『改作「田園の憂鬱 或は 病める薔薇」』(改造社「佐藤春夫全集」版・ブログ未定稿マニアック注附きリンク対応・PDF縦書ルビ版・2.72MB)を公開。 『地球は回転している! 其処には善より惡が、さわにある! 勝負は合っちまってる!』 2/7 ブログ・カテゴリ「佐藤春夫」にて決定稿「改作 田園の憂鬱 或は病める薔薇」の正規表現版を完遂。 『危険――それは成功にうんざりすることだ』 2/4 ブログ・カテゴリ「佐藤春夫」にて、既電子化のマニアック注附きの未定稿と比較するために、決定稿「改作 田園の憂鬱 或は病める薔薇」の正規表現版を始動。夕刻、『ブログ・カテゴリ「大手拓次」創始・大手拓次詩畫集 蛇の花嫁 正規表現版始動 /「まへがき」・「繪について――畫集の自序――」・「序詩」』 を始動公開。 『――僕が――あらゆる女に用意していた陰鬱なる眼ざし――』 2/3 既公開の堀辰雄「十月 附やぶちゃん注」の正字化不全と誤字があったので、再度、校正し直し、ブログ版(全十三分割)分を直し、公開していたWord縦書版も全改訂して、PDF縦書ルビ化版にリニュアル変更した。 『僕はちゃんと約束を守る男だ』 2/1 ブログ・カテゴリ「続・怪奇談集」にてブログ1,910,000アクセス突破記念として「死靈解脫物語聞書」電子化注を完遂。 『作品? そんなものは糞食らえだ! ただのアリバイだ!』 1/29 昨日から今日にかけて、下島勳「芥川龍之介終焉の前後」及び「芥川君の日常」をブログ公開。 『僕には必要だったのさ――僕自身の心臓の鼓動だけに耳傾け、死が生に齎すところの、この絶え間ないうち明け話を聴くという喜びが、ね』 1/28 久保田万太郞「年末」 (芥川龍之介の「年末の一日」についての随想)をブログ公開。 1/26 心朽窩旧館に恒藤恭「旧友芥川龍之介」(全)原本準拠正規表現+藪野直史オリジナル電子化注(一括縦書PDF版・4.8MB弱・全198ページ/内容は「友人芥川の追憶」・「芥川龍之介」・「芥川龍之介のことなど」・「赤城山のつつじ」・「芥川書簡集」から成る)を公開。 1/19 ブログ・カテゴリ「続・怪奇談集」にて『死靈解脫物語聞書』の電子化注を始動。 『僕はこれまで、どんなことについても、一度たりとも、学があるなんてところを、見せたためしはない』 1/18 ブログ・カテゴリ「芥川龍之介」で恒藤恭の「旧友芥川龍之介」の全電子化注を完遂。 『僕はアンニュイから遁れようとはしない。アンニュイ――それが/それこそが/それのみが真実であり、完全なる状態なのだ』 1/15 ブログ・アクセス1,900,000突破記念として「梅崎春生 文芸時評 昭和二十六年六月分」をブログ公開。 『僕のこの手記は、見た通り、透明に近い蒼白さを帯びているが、しかし、純然たる極私的な覚え書きに他ならない』 1/12 ブログ・カテゴリ「芥川龍之介」で『恒藤恭「旧友芥川龍之介」の「芥川龍之介のことなど」』(全四十章)の全電子化注を完遂。 『大統領 これ以上グロテスクなものがあろうか?(ガランのデザインしたポスターの下絵に書かれたコピー)』 1/4 「芥川龍之介書簡抄150 追加 明治四五(一九一二)年七月二十日 井川恭宛(全文英文)・オリジナル邦訳附き」をブログ公開。 『僕があなたの行為を立派だとおもうのは、あなたがそれを全く信じていないからですよ』 1/1 迎春 今年もブログ「鬼火~日々の迷走」ともどもよろしく 心朽窩主人敬白 年初書初は『「續南方隨筆」正規表現版オリジナル注附 「話俗隨筆」パート 蟲を搔き出して病を療す』。午後、同第二弾として、『迎春書初電子化注第二弾 恒藤恭「旧友芥川龍之介」 「芥川龍之介のことなど」(その1) /「はしがき」・「一 戦火に燒け失せた澄江堂」』を公開。 『哲学や芸術、そうして政治とか道徳とか――全ての体系と称するものは、とんでもなく馬鹿げた幻想に過ぎない』 2022年 12/31 ブログの御歳暮に『恒藤恭 「旧友芥川龍之介」の「芥川龍之介」(全)』が間に合った。 『作家はいつも言葉に騙されている。人が騙されることが一つだけあるとすれば、それは、彼等の職業に於いてなのだ』 12/30 ブログ1,890,000アクセス突破記念として、『恒藤恭「旧友芥川龍之介」全電子化始動 / 序・目次・「友人芥川の追憶」(全)』をブログで公開。 『何故、子どもと大人と老人を対比したりする? 子どもと老人は混在したものであり、大人という奴はごくまれにしか、この世界に姿を見せぬ孤独な存在であるに過ぎぬのに、だ!』 12/28 今年最後の大物電子化注として、尾形龜之助詩集「障子のある家」原本(昭和二三(一九四八)年再版本)準拠正規表現版・藪野直史作製・注附き(1.82MB)を「心朽窩新館」に決定版として公開。 『奴等は何も真剣なものなどあり得ないことを知っていながら、思想だの文学だのを話している。それこそ最下劣だ』 12/19 ブログ・カテゴリ「続・怪奇談集」にて『大和怪異記』電子化注を完遂。 『老人は最後に言った。「その女のランプを灯してやること――」』 12/17 ブログ・ カテゴリ「兎園小説」にて「兎園小説」本篇・「兎園小説外集」・「兎園小説別集」「兎園小説余禄」・「兎園小説拾遺」全篇電子化注完遂。兎園小説全集大団円。 『夜の背後には静寂が共犯者の罠を拡げていた』 12/14 ブログ・アクセス1,880,000突破記念として「梅崎春生 文芸時評 昭和二十二年六月分」をブログ公開。 『人間は闘争の中にしか存在しない。人間は死の危険を冒すことによってのみ、真に生きる。如何なる思考も――如何なる感情も――死の危険に晒されない限り、リアリティを持つことは出来ない』 12/6 ブログ・カテゴリ「萩原朔太郎」及び「萩原朔太郎Ⅱ」にて筑摩版「萩原朔太郞全集」初版第一卷・第二卷・第三卷所収詩篇(正規表現版)電子化注をほぼ完遂。 『僕は二度結婚するも、子供は出来ず、金持ちになって五十で死ぬ、あらゆる幸福を手に入れるが、最後は恐るべき疫病に罹って死ぬ、と占ったアメリカ人の預言を取り敢えず頭にしっかと刻み込んでおいたものだ』 11/29 ブログ・アクセス1,870,000突破記念として梅崎春生「日時計(殺生石)」(未完作)をブログ公開。 『女どもにとって僕は死者だった』 11/24 ブログ・カテゴリ「南方熊楠」にて「續南方隨筆」正規表現版オリジナル注附 「話俗隨筆」パートの「蛇を引出す法」を公開。熊楠の致命的な経典引用の誤りを発見し、補正した。 『要するに、あなたには女がいる。でも、僕には、何も、ない。何も、手に入れることができないということが、どんなことか、あなたには、分からない』 11/2 ブログ・カテゴリ「南方熊楠」にて、サイト版から十三年後の再挑戦の『「續南方隨筆」正規表現版オリジナル注附 奇異の神罰』を公開。 『何もかもがウンザリだ! 慄(ぞ)っとするんだ! お前だけじゃない!……何もかもなんだ! 特に色恋ってやつがな!……』 10/26 三女アリス五周忌――ブログ・アクセス1,840,000突破記念として梅崎春生「青春」をブログ公開。 『僕はつきあった女の体を思い出すことに飽きたことがない。そいつらの乳房のかたちはいつでもはっきりと思い出せる。全くもってそれしか目に入らなかったから』 10/22 ブログ・ カテゴリ「兎園小説」にて、曲亭馬琴「兎園小説余禄」の電子化注を完遂。遂に残りは、「拾遺」一篇となった。 『女達のこの不在、女達のこの沈黙、それは決定的だ。友達に又逢うことはできない。奴等が同じことを繰り返すのを聞きながら、奴等の前で僕も同じことを繰り返すなんて、とても出来ない相談だ』 10/16 ブログ・カテゴリ「続・怪奇談集」にて『鈴木正三「因果物語」(片仮名本(義雲・雲歩撰)底本・饗庭篁村校訂版)』電子化注を完遂。 『ニルヴァーナというのも――いや、その体系は他のどの宗教よりも精巧に組み立てられており、それ故に魅力的なものではあるが――それもやっぱりユートピアの夢に過ぎぬのではないか?』 10/10 ブログ・アクセス1,830,000突破記念として梅崎春生「春の月」をブログ公開。 『僕は不器用だと自分が感じた時、おどけて見せようと努めた。アルルカンみたいなことしかうまく出来ないなんて、愚劣過ぎて堪えられないね』 9/30 ブログ・カテゴリ「続・怪奇談集」にて西原未達「新御伽婢子」の電子化注を完遂。 『謂わば「死」って奴は「結婚」みたようなもんさ』 9/25 ブログ・アクセス1,820,000突破記念として梅崎春生「莫邪の一日」をブログ公開。 『黙ってろ!……太古のガレー船だってな、漕ぎ手の十人に一人は「志願者」だったんだぜ。お前さんだってな、そのお仲間さ!』 9/20 ブログ・カテゴリ「南方熊楠」にて「續南方隨筆」正規表現版オリジナル注附の私の完全版「人柱の話」を全六分割で完遂。 『僕は何を期待していたというのか? 凝っと女を見つめることで、彼女のことが、いや、僕自身のことが、何かふと腑に落ちてくるとでも思っているのか?』 9/11 「富永太郎拾遺詩集及び断片(やぶちゃん版)」を完全リニューアル。 『一番いいのは街に出ることなんだ、つまりは〈小さな自殺〉さ』 9/10 ブログ・アクセス1,810,000突破記念として梅崎春生「山名の場合」をブログ公開。午後、「富永太郎詩集 第三部 翻訳詩異同(やぶちゃん版)」を完全リニューアル。 『「馬鹿者であるということ」は必然的に「性質(たち)が悪くなること」だ』 9/8 十七年前にサイト創始の三ヶ月後、右腕首の骨を事故で粉砕した中で公開した家蔵版「富永太郎詩集」を完全にリニューアルし、表紙絵や挿入作品三点も追加した。 『「悪の華」も再読――詩人は愛人ジャンヌとシファリスで結ばれていたが、この病い故にこそ、彼はジャンヌの腕に抱かれていながら不能だったのだ』 9/6 ブログ・カテゴリ「続・怪奇談集」にて「多滿寸太禮」電子化注を完遂。 『そうだ、神の母、人におなりになられた神の母。創造し、その創造の中で苦しみ、死に、そして蘇る神。こうして僕は何時も異端の教祖になるに違いない。死んで蘇る神々。ディオニソス、キリスト。如何なるものも血の中でしか成就はしないのだ。絶えることなく蘇るためには絶えることなく死ななければならないのだ。カテドラルのキリスト』 8/26 ブログ・アクセス1,800,000突破記念として梅崎春生「ある青春」をブログ公開。 『片手に oui、もう片方の手に non …oui と non …この双生児…』 8/16 ブログ・カテゴリ「梅園介譜」にて「毛利梅園「梅園介譜」 蛤蚌類 章魚舩・タコブ子 / 図はアオイガイ・解説対象はタコブネとアオイガイの混淆」を延べ丸一日にかけて解説文の出典検証と注を完遂。 『いいか? 覚えておけ。僕は君を憎みはしない――しかし何時までも侮蔑する』 8/10 ブログ・アクセス1,790,000突破記念として梅崎春生の「雨女」と「雨男」(正続篇)をカップリングしてブログ公開。午後、泉鏡花の「唄」(鏡花自作の童謡・民謡・端唄風の唄集成:正規表現版・一部オリジナル注附・PDF縦書版)を公開。 『――それは――悔恨だけによって一つの神話が積み重ねられつつある暗闇だ』 7/30 ブログ・ カテゴリ「兎園小説」にて、曲亭馬琴「兎園小説別集」の電子化注を完遂。残るは、「余禄」と「拾遺」の二篇となった。 『私の孤独と死の属性たる荘厳さ――愛してやまぬ孤独――それはとっくに知っている死の味だ――枝にあるうちに舌で味わい――そして手中にストンと墜ちる果実のように――』 7/26 ブログ・アクセス1,780,000突破記念として梅崎春生「黒い花」をブログ公開。 『自分の中にある重要なものというのは、自分でないものであり、自分の中にありながらも自分以外のものに係わるもの、いや、それどころか自分とは全く無縁な、全く反対のものなのだ』 7/22 「續南方隨筆」底本正規表現版・全オリジナル注附をブログ・カテゴリ「南方熊楠」にて始動。 『幸福とは、孰れにせよ、不幸のことさ。さあ、もう片方の頰を差し出すが、いいぜ。』 7/20 「南方隨筆」底本正規表現版・全オリジナル注附をブログ・カテゴリ「南方熊楠」及び「心朽窩旧館」にて完遂。 『最も強い存在は、自ずから本質を濾過しながら、自ずから超えようとするものである』 7/16 泉鏡花の生前最後の発表作となった「縷紅新草」(正規表現版・オリジナル注附・PDF縦書版)を「心朽窩旧館」に公開。 『僕たちは、ここで送っている陰気な生活に全く馴らされてしまい、僕は憂鬱を刻印されてしまったのだ。ちょうど、鳥が空を翔けるように、魚が水中を泳ぐように、僕はその憂鬱の中をうろついているのだ』 7/6 ブログ・アクセス1,770,000突破記念として梅崎春生「拐帯者」をブログ公開。 『おまえの……指の間から……逃げてゆく……存在しない――』 7/5 ブログ始動十六周年記念として梅崎春生「飢えの季節」をブログ公開。 『白か黒か、若し、私に選ぶことができるとなら、若し、好き嫌いがあるとなら、私は最早、死に対するほどに、生に、執着を持っていない。即ち、私が選択しようと、しまいと、死は、私を決定づけているからである。』 6/26 二〇〇五年六月二十六日のサイト「鬼火」開設の十七周年記念テクストとして泉鏡花「繪本の春」(正規表現版・オリジナル注附・PDF縦書版)を「心朽窩旧館」に公開。 『生きていること――それが、若し――気分次第のものであり、礼儀上の表向きのとり繕いだけを意味しているとなら――「私は生きている」と言える』 6/23 昨日、ブログで公開した「南方隨筆」底本正規表現版「俗傳」パート「河童の藥方」は訓点がある分、横書では甚だ読み難いので、例外的にPDF縦書版を作成して公開した(「心朽窩旧館」)。 『私の二十四時間、私の七十本の皺、私の三十年の年月、私の将来への期待、私の情事、私の借金、私の孤独、私の交際、それらについて、私は多少なりとも答えを出そうと試みる。問いを発したり、止めたりすることは問題ではない。』 6/19 ブログ・アクセス1,760,000突破記念として泉鏡花「茸の舞姬」(正規表現版・オリジナル注附・PDF縦書版)を「心朽窩旧館」に公開。 『絶望――かつてそれは私が喜ぶものを齎した。が、しかし、この世界に「使命」などと言うものを見出すのは、これ、あまりにも危険である。何ものにも拠りどころを見出しならぬ――倦怠に対してさえ――』 6/13 ★泉鏡花「蓑谷」(正規表現版・オリジナル注附・PDF縦書版)を「心朽窩旧館」に公開。 『…骨の髄まで満足したいのなら――君、その衣装と、ごたごたしたくだらない君の引き出しを弄(いじく)るのを、やめたまえ』 6/8 ブログ・アクセス1,750,000突破記念として梅崎春生「紫陽花」をブログ公開。 『「答えがない」という者は、己の非を認めたことになるのだ。答えようとしない者どもは賭けから手を引くがいい。まだ答えを見つけていない者にこそ、賭けは残されているからだ。』 6/7 ★泉鏡花「海の使者」(正規表現版・オリジナル注附・PDF縦書版)を「心朽窩旧館」に公開。 『僕の人生というもの――そのものが無駄な時間に過ぎない――』 6/4 満を持して泉鏡花「春晝」+「春晝後刻」(正規表現カップリング版・オリジナル注附・PDF縦書版・3.04MB)を「心朽窩旧館」に公開。 『人生の歩みは僕には緩慢過ぎる。もっとスピードを速めよう、まっしぐらに。』 5/31 ブログ・アクセス1,740,000突破記念として満を持して「春晝」(正規表現版・オリジナル注附・PDF縦書版)を公開(上記でカップリング)。 『始まりというものの、不可解さ。そこから来る、円いものへの愛着。始まりのないものに、人は完全性を見ようとする。』 5/25 2013年5月1日に公開した萩原朔太郎「小泉八雲の家庭生活」(正字正仮名版)に、小泉八雲の玄孫の方の御協力により、注を追加した。萩原朔太郎の誤りを指摘してあるので、再度、読まれたい。なお、それに際し、私のタイプ・ミスや正字不全も同時に訂した。「あゆこ」さんに御礼申し上げるものである。 『私宛の手紙――宛先が記されていないものこそ――間違いなく、私に宛てられたものだ。』 5/22 「睡眠中に靈魂拔出づとの迷信」(「南方隨筆」底本正規表現版・全オリジナル注附・縦書PDF版)、及び、臨死の病人の魂寺に行く話(同前)を「心朽窩旧館」に公開。 『稲妻がその醜さを撃った、完璧なる殲滅、それがトドメの一撃だ』 5/21 「通り魔の傳說」(「南方隨筆」底本正規表現版・全オリジナル注附・縦書PDF版) を「心朽窩旧館」に公開。午後、ブログ・アクセス1,730,000アクセス突破記念柴田天馬訳・蒲松齢「聊斎志異」中の「長淸僧」(PDF縦書版・ルビ附)を、ブログで公開。 『友達は「僕」を探してなんかいなかった、ただ「僕」を待っていただけなんだ』 5/20 「睡眠中に靈魂拔出づとの迷信」(「南方隨筆」底本正規表現版・全オリジナル注附・縦書PDF版) を「心朽窩旧館」に公開。 『人をつかまえておきたい。手放したくない。釘付けにしておきたいんだ。だけど、皆逃げてしまう』 5/17 イスノキに關する俚傳(「南方隨筆」底本正規表現版・全オリジナル注附・縦書PDF版)を「心朽窩旧館」に公開。 『まず夜を終わらせねばならない。夜とは、端から端まで歩かなければならない道なのだ』 5/16 南方熊楠『山神「ヲコゼ魚」を好むと云ふ事』(「南方隨筆」底本正規表現版・全オリジナル注附・一括縦書ルビ化PDF版・1.85MB・28頁)を「心朽窩旧館」に公開。 『そいつらは偉そうな面をしてお為ごかしの御布施を垂れて満足していたに過ぎなかった』 5/15 ★泉鏡花「高棧敷」(正規表現版・オリジナル注附・PDF縦書版)を「心朽窩旧館」に公開。 『同(おんな)じところに永く住んでると、人も物も、すっかり慎みを亡くして、腐りきって、臭い出す』 5/13 現在、人口に膾炙していない泉鏡花の芥川龍之介の葬儀に於ける弔辞の原形を復元し、PDF縦書版も公開した。また、ブログ・カテゴリ「柳田國男」にて柳田國男「後狩詞記 日向國奈須の山村に於て今も行はるゝ猪狩の故實」のオリジナル注附きを完遂。 『女達のこの不在、女達のこの沈黙、それは決定的だ。友達に又逢うことはできない。奴等が同じことを繰り返すのを聞きながら、奴等の前で僕も同じことを繰り返すなんて、とても出来ない相談だ』 5/11 ★泉鏡花「星あかり」(正規表現・オリジナル注附・PDF縦書版)を満を持して「心朽窩旧館」に公開。 『夜がまったりとおさまりかえっていた』 5/7 ★泉鏡花「怪談女の輪」を正規表現PDF縦書版で「心朽窩旧館」に公開。 『僕はみんなに気に入られたかったんだが、器用さを欠いていた。尤も、この器用さという奴に僕は同時に嫌悪を感じているがね』 5/5 ブログ・アクセス1,720,000突破記念として梅崎春生「ある男の一日」を公開。 『よくいる知ったかぶりの賛同者に気をつけろ。あいつらは油断すると忽ちお前を殺すぜ』 5/1 ブログ・カテゴリ「只野真葛」にて、「むかしばなし 二」の電子化注を完遂。 『総ては静かに整然と私の内部から発せられる――希望なき明晰という輝きが――』 4/30 ブログ・カテゴリ「譚海」にて「卷之四」の電子化注を完遂。 『女はホルマリン漬になった僕自身の標本を掌に載せて眺め入っていた』 4/29 南方熊楠「今昔物語の硏究」(「南方隨筆」底本正規表現版・全オリジナル注附・一括縦書ルビ化PDF版・2.63MB・49頁)を「心朽窩旧館」に公開。 『私はその女の語るのを正面から眺めていた。すると――その眼や鼻や口が――全く別々のものに分離して、奇体な分離した集合体として感知された』 4/27 ブログ・カテゴリ「南方熊楠」にて「南方隨筆」版の「今昔物語の硏究」オリジナル注附を完遂(十四分割)。 『その浜辺で僕は腕時計に砂を零しては惨めな僕の青春とか言う下らぬものを懸命に測っていた』 4/16 南方熊楠「龍燈に就て」(「南方隨筆」底本正規表現版・全オリジナル注附・一括縦書ルビ化PDF版・2.9MB・51頁)を公開。 『私はあなた方よりも遙かに私のことが嫌いなんです』 4/15 ブログ・カテゴリ「南方熊楠」にて「南方隨筆」版の「龍燈に就て」オリジナル注附を完遂(三分割)。 『何もすることがない。君は僕を当てにしていい。僕はそれを抱きとめる』 4/12 ★泉鏡花 (遺稿) 正規表現版 オリジナル注附」PDF縦書版及びブログ横書版を公開。 『恐怖なんてものは「癒しうるもの」なんかじゃあ、ない』 4/11 ブログ・カテゴリ「泉鏡花」を創始、全く新たに作成した泉鏡花「一葉の墓」(PDF縦書版)をサイト「心朽窩旧館」に公開。既公開の同篇二種(横書版・縦書版・孰れもHTML版)もリニューアルしておいた。 『俺の水銀!』 4/10 ブログ・カテゴリ「南方熊楠」にて「南方隨筆」版の「龍燈に就て」オリジナル注附を始動。丸三日かけて「一」を公開。かなり満足している。午後、ブログ・アクセス1,710,000突破記念として梅崎春生「ある男の一日」を公開。 『僕は辛抱強いたちだ。今までただ待ち続ける人生だった。一生、ただ何かが起こるのを待った……何が起こるかも知らずに……』 4/6 ブログ・ カテゴリ「兎園小説」にて、曲亭馬琴「兎園小説別集」の「元吉原の記」のオリジナル電子化注を全五回で完遂。 『男は喋るために生まれる。女は男のお喋りを聴くために生まれる。――そうして殊に――男は女を黙らせるために――生まれる』 4/4 萩原朔太郎の未発表詩篇(正規表現)の草稿を含む全電子化注を完遂。これを以って詩稿ノートを除く彼の全詩篇の電子化注を終った。 『「あの時、彼女と大観覧車に乗っていたなら、世界は或いは全く変わっていたかも知れない。」と、僕は、時々、思うのだった』 3/31 ブログ・カテゴリ「室生犀星」にて随筆集「天馬の脚」原本正規表現版を始動。まずは「澄江堂雜記」の「芥川龍之介氏の人と作」をアップ。 『友達も女と同じだ。僕が出てゆくのを黙って見ている』 3/23 ブログ・カテゴリ「甲子夜話」にて「卷之六」の正字電子化注を完遂。 『ベベールは何だって知ってる、いい加減な口実は、これ、お得意さ、何処でだって、な』 3/22 ブログ・カテゴリ「小酒井不木」にて「犯罪文學研究」(単行本・正字正仮名版準拠・オリジナル注附)を完遂。 『ジルは一挺の銃を見つけ、銃眼へ行くと、我を忘れて撃ち始めた』 3/21 ブログ・カテゴリ「続・怪奇談集」を創始、「多滿寸太禮」電子化注を始動。まずは、序と「天滿宮通夜物語」。 『俺の幻し! 俺の魂! 俺の夢! ドキドキするぜ! 奮えるね!』 3/19 母十一周忌―― ブログ・カテゴリ浅井了意「狗張子」を完遂。 『太陽は……手で触れられる』 3/18 ブログ・アクセス1,700,000突破記念として梅崎春生「虚像」をブログ公開。 『獄屋の窓を開けてやることなんだ、裏切るってことはな。誰もがやりたがってるがな、滅多に出来るこっちゃねえんだ。』 3/16 ブログにて、芥川龍之介と片山廣子に関わる室生犀星の「日錄」の「碓氷山上之月」を公開。序でにブログ・カテゴリ「室生犀星」も創始。 『私は昔――おぞましいことに――世界が不動であるという事実を、心底、嘆いていたことを思い出すのさ』 3/12 ブログ・ カテゴリ「兎園小説」にて、曲亭馬琴「兎園小説別集」の不毛の論争「けんどん爭ひ」のオリジナル電子化注を全四回で完遂。 『俺は二階で、二人の部屋で、彼女を、待った――一晩――丸一日――一年…彼女はそれっきり、戻っては、来なかったんだ』 |